Q. 「建て替えをお考えになられたのはいつ頃からですか?
ここはもともと中古住宅だったのですが、結婚を機会に移り住みまして、当時で築40年くらいだったと記憶しています。
古い家ですので、住んでいるうちに建て付けやら何やら、あちこち不具合が出てきてはいたのですが、仕事柄、転勤の可能性などもあるため、その都度、直し直し凌いでおりました。
しかし、何度か直していた浴室の扉がついにどうにも開かなくなってしまい、これはもう直すレベルではないなと、建て替えを決意いたしました。都合10年、その家には住みました。
Q. 業者選びはどのようにされましたか?
実は、私の父は左官職人でして、かれこれ50年近く、酒田市はもとより庄内地区のいろいろな住宅会社さんの仕事をさせていただいております。
その父に相談しましたところ「家を建てるならGNIホームさんがいい」と、今野社長を紹介されました。
職人の、住宅のプロの眼で、何百件という現場を見てきた父の紹介ですから、間違いはないと思っていましたが、実際お会いしてみるととても気さくな方で、とにかく私たちの話を良く聞いてくれました。
また、息子の朋史(ともふみ)のことも、とてもかわいがってくださり、この人にお願いしようと決意しました。
Q. ほかの住宅会社は検討されなかったのですか?
実は、隣町に総合住宅展示場がありまして、買い物のついでに一度だけ立ち寄ったことがあります。
そのときはほぼGNIさんにお願いするつもりでおりましたので、家づくりの参考にモデルハウスを見せていただくつもりでした。
ところが、一件目に入ったところで営業の方にいろいろお話をお聞きするうちに、アンケートをお願いされたり、プレゼントをいただいたりしたものですから、「他社に決めている」とはいいづらくなってしまいまして・・・その後も何度かお電話をいただいたりしたのですが、事情をお話し低調にお断りさせていただきました。
いよいよ上棟!屋根へと登るご主人の健さん。
Q. GNIホームとの家づくりはどのように進められましたか?
いざ建てるとなると、いろいろと要望も出てきました。
私は、家族がゆったりくつろげるLDKと書斎を、息子は自分だけの部屋を希望しておりました。
家内は、何よりも『介護がしやすい家に...』ということにこだわっていました。
といいますのは、私の両親はすぐ隣に住んでいるのですが、家内は一人っ子なものですから、鶴岡の両親がいつ来てもいいようにと考えていたのです。
一階に和室を設けていただき、また、それぞれの部屋とフロアの境は段差のないバリアフリー仕様にしていただいたり、お風呂やトイレなども、高齢者が使いやすいよう考えて造っていただきました。
さらに、車椅子でも安全に家の中を移動できるようにと、メーターモジュール仕様にしていただきました。
LDKには造りつけの飾り棚、リビング階段でコミュニケーションもばっちり。
対面キッチン、クッキングヒーターは電磁波の無い遠赤外線タイプ。
バリアフリーで段差の無いフロア、浴室も広々快適!
家内はまた、いろいろと夢があったようで、図書館へ行って住宅雑誌を借りてきたり、テレビ番組(ハウジングロード)を録画したものを、今野社長と見ながら、こんな風にできないか?これは我が家にあうだろうか?などと要望を伝えておりました。
その結果、脱衣所には、冬でも洗濯物が干せるように、物干しをつけていただいたり、乾いた洗濯物をその場でアイロン掛けできるよう、ちょっとした家事スペースも設けていただきました。
階段下のスペースに収納を設けていただいたり、リビングにはステンドグラスや飾り棚、マガジンボックスをつけるなど、いろいろ希望をかなえていただきました。
私たちのああしたいこうしたいに、今野社長はじめ現場の方々にもさまざまなアイディアを出していただき、とても満足のいく家ができたと喜んでいます。
寝室にはサンルーム、冬場の洗濯物干しも安心。
玄関を入ると、かわいらしいステンドグラスがご家族とお客様を温かく迎えます。
Q. ところで、この家は遮熱工法[まほうびんの家]ですよね。遮熱工法についてはご存知でしたか?
いいえ、聞いたことはありませんでした。
今野社長の説明を聞いたり、リフレクティクス(遮熱材)のカタログやDVDを見せていただいたりしたものの、内心、本当に大丈夫なのだろうか?と採用に当たっては半信半疑でした。
また、GNIホームさんにとって、遮熱工法の家の施工は、我が家が初めてとのことも、ちょっと気になってはいました。
そんなある日、今野社長がリフレクティクスの現物を持ってきて、ストーブの前で実際に遮熱の実験をして見せてくれたのです。
ストーブの前にリフレクティクスをかざし、しばらくして触ってみると、まったく熱くないのです。
今野社長の話やカタログに書いてあったことは本当だったんだと、疑いは一気に信頼へ変わり、遮熱工法でいくことに決めました。
施工については、すでにこの工法を採用している県内外の業者さんたちと、だいぶ以前から交流を持ちながら、間違いのない施工方法を習得しているとのことでしたので、信頼してお任せいたしました。
遮熱シート(リフレクティクス)で、家中すっぽり包み込みました。
Q. その遮熱工法[まほびんの家]ですが、実際住まわれてみていかがですか?
今年の冬はとても寒かったのですが、蓄熱式暖房機(1階、2階に設置)のみで補助暖房は必要ありませんでした。
脱衣所なども入浴前に少し扉を開けておきますと、すぐに暖かくなりますので、とても快適です。
もちろん結露もありません。
私たちは共働きなので昼は家を空けておくのですが、夕方家に帰ってきても、ほんのりと暖かく寒さを感じません。
就寝時も寝室の扉を開けておくと、蓄熱式暖房器の自然放熱と遮熱のおかげで、朝までぐっすり眠れます。
父にはちょっと申し訳ないのですが、隣の実家へ行きますと、部屋から廊下へ一歩出ると寒かったりして、我が家の暖かさを実感します。
蓄熱式暖房器は1階リビングと二階踊り場の二台、暖房は家中これで十分!
Q. そのほかに遮熱工法にして良かったことはありますか?
先ほど、暖房は蓄熱式暖房器のみでとお話しましたが、・・・・・この冬は暖房費がだいぶ節約できています。
蓄熱式暖房器は深夜電力を使って熱を蓄え、昼間その熱を放出する仕組みですから、とても経済的なのですよと、教えていただきました。
灯油はもちろん使っていません。
1/18 | 1/19 | 1/20 | 1/21 | 1/22 | 1/23 | 1/24 | 1/25 | 1/26 | 1/27 | |
最高気温 | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 4 | 1 | 3 |
最低気温 | 0 | 0 | -1 | -1 | 0 | 0 | -2 | -3 | 0 | -1 |
蓄熱式暖房器電気料(円) | 503.8 | 534.0 | 522.3 | 508.8 | 508.8 | 588.7 | 597.1 | 590.4 | 503.8 | 577.8 |
エアコン電気料(円) | 24.6 | 20.8 | 26.3 | 23.3 | 29.2 | 13.2 | 17.9 | 22.1 | 22.4 | 40.7 |
Q. ところで、夏はいかがでしたか?今年の夏はずいぶん暑かったですよね。
引っ越したのが、10月でしたので、本格的な暑さはまだ体験していません。
ただ、夏の暑い時期に施工していただいたわけですが、現場へ来て、建物の中へ入ると、とても涼しかった記憶があります。
大工さんから聞いた話ですと、夏は汗をかくため、大工は午前中着ていたシャツをお昼に一度洗って、干したりしているのですが、遮熱シートの施工が終わってからは、その必要がないくらい涼しかったそうです。
遮熱工法は、冬もさることながら暑い夏に一段と効果を発揮する工法と聞いていますので、来年の夏が今から楽しみです。
Q. 最後に家づくりのなかで、特に印象に残っている出来事などありましたらお聞かせください。
少し前の話になりますが、寝室の天井から「カチッ、カチッ」という音が等感覚で聞こえてきたのです。
実は、前の家で雨漏りの経験があり、その時とまったく同じ音だったものですから、もしかしたら屋根の雪解け水が屋内に入り込んでいるのでは?と心配になりました。
GNIホームさんに連絡しましたところ、すぐに社長が飛んできてくれまして、二階の天井をはがすとそのまま天井裏にもぐり、原因を調べてくださいました。
結局その音の原因は、電気系統のトラブルだったのですが、この会社に頼んで本当によかったと思えた瞬間です。
大手住宅会社や、ハウスメーカーですと、営業マンが窓口になると聞いています。
そうしますと、プラン創りにしろアフターケアにしろ、私たちの声は営業の方を介して現場へ伝えられることになり、ここまで満足のいく家を建てていただいたり、対応の良いアフターケアを受けられたかどうか?ちょっと疑問に思います。
まだ住み始めて半年くらいですが、土門家としてはGNIホームさんにお願いして大正解だったと感じています。
取材後、マイホームの前で...
※取材は外部のコピーライターさんに依頼いたしました。