
※写真はイメージです。
「北欧デザイン」や「カリフォルニアスタイル」、「ヨーロピアンテイスト」など、洋風の住宅が流行る傾向にありますが、昔ながらの「和室」も未だに根強い人気があるのではないでしょうか?
洋風な住まいの間取りで、「アクセントとして1部屋和室をつくりたい!」という方もいらっしゃるかもしれません。
では現在、具体的に和室・畳はどれくらいの需要があるのでしょうか?

※写真はイメージです。
先日、株式会社プラネットは、「和室・畳に関する意識調査」をインターネットで実施しました。
調査によれば、「現在畳のある家に住んでいますか?」という項目では、全体で70.8%が「はい」と回答する結果になりました。
年代別でみると、どの年代も半数以上が「はい」と回答し、年代が若いほど低い傾向が見られました。
「理想の家に住めるとしたら、和室・畳のある部屋が欲しいですか?」という質問では、こちらも約7割(69.1%)が欲しいと答えています。
一方、和室・畳のある部屋を必要としていない人は全体の約3割(31%)という結果になりました。

※写真はイメージです。
次に、上記のアンケート結果から、「畳・和室のある部屋」を欲しい・欲しくないと答えた方の理由をそれぞれご紹介します。
【畳・和室のある部屋が欲しい理由】
・寝転がるときに抵抗がないから(45.1%)
・畳のにおいが好きだから(33.9%)
・畳自体が好きだから(32.4%)
畳・和室を好む方は、畳特有の材質や香りに魅力を感じるようです。
おじいちゃんおばあちゃんのお家に遊びに行った時のような、昔ながらの安心感や安らぎを求めている方が多いのではないでしょうか。
【畳・和室のある部屋を必要と感じない理由】
・畳や障子の掃除・メンテナンスが大変だから(41.7%)
・必要性を感じないから(38.4%)
・定期的に畳を張り替えないといけないから(31.7%)
畳が不必要と答えた方は、メンテナンス、または貼り替えなどコスト面での負担を気にしている傾向が伺えます。
メンテナンスなどの理由を除き、畳を必要ないと考えている方は、欲しくないという回答の中で4割弱(38.4%)という結果になりました。
最後に、「畳・和室のある部屋が欲しい」と答えた人を対象に、「畳敷きの部屋がどれくらい欲しいか」聞いたアンケートをご紹介します。
【畳敷きの部屋がどれくらい欲しい?】
・1部屋あればいい(64.3%)
・数部屋あればいい(23.0%)
・畳のある空間(畳コーナーなど)があればいい(8.2%)
・可能な部屋はすべて畳敷きにしたい(4.5%)
回答結果で最も多かったのは「1部屋あればいい」でした。
どんなデザインの住まいを建てたいかにもよりますが、「外観から内装まで一貫して日本家屋にしたい!」という方は少数派で、部分的に和の要素を取り入れたい方が多いように見受けられます。

※写真はイメージです。
今回は「畳・和室に関する意識調査」についてご紹介しました。
現在、多種多様な建築デザインが展開されていますが、やはり和の趣がある畳もまだまだ人気があるのではないでしょうか。
シンプルな和室はもちろんですが、リビングに小上がりの和室を設けた間取りや、スキップフロアに畳を敷き詰めてくつろぎスペースにしたりなど、伝統と現代が上手く組み合わされた和モダンスタイルが流行っている傾向にあるようです。
ぜひみなさんも、現代の暮らしにあう和の家を意識した、家づくりやリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
記事元はこちら


最新住宅ニュース:山形県の住宅支援制度を活用しよう 2023年5月31日
最新住宅ニュース:2023年の住宅キーワードは「平屋回帰」がトレンド 2023年4月28日
最新住宅ニュース:「住宅省エネ2023キャンペーン」を賢く活用しよう 2023年3月27日
最新住宅ニュース:冬場に多発!乾燥による火災に注意しましょう。2023年2月22日
最新住宅ニュース:値上げの冬!ちょっとの工夫で光熱費削減 2023年1月27日
最新住宅ニュース:みんなはどうしてる?子育て世代の住宅事情 2023年1月13日
最新住宅ニュース:実家は安全ですか?離れて暮らす親への不安 2022年11月30日
最新住宅ニュース:大掃除の満足度、夫婦間で大きな差!マメにお掃除を! 2022年10月31日
最新住宅ニュース:在宅勤務者7割が運動不足?今の住宅に求められるもの 2022年9月30日
最新住宅ニュース:避難所は自宅?高まる「在宅避難」意向 2022年08月30日